図版・フレーム名
営業マインド5箇条(えいぎょうマインドごかじょう)
著者が営業マネージャー時代から手放さずにいる、売らずに選ばれる/第一声を鵜呑みにしない/応援を設計する/点ではなく線で付き合う/売って終わりにしない、の5つの心得のこと。
更新日 。版: ゲラ準拠・第12章改稿版準拠。
営業マインド5箇条とは、著者(中山健彦)が営業マネージャーの時代から創業期を経て今日まで手放さずにいる5つの心得です。技術ではなく、断られた商談から学んだマインドの話です。
第一に「売らずに選ばれる」。実績ゼロの時期は売り込むほど顧客が遠ざかるため、課題を見つけ、応えるストーリーを組み立て、信頼を積み上げる。売上はその上に「あとから」乗ります。第二に「第一声を鵜呑みにしない」。本当の課題はたいてい第一声の一段奥にあります。第三に「応援を設計する」。想いを語るだけでなく、相手に「役」を差し出し、参加が報われる形まで作ります。第四に「点ではなく線で付き合う」。「今は買わない」は「永遠に買わない」ではありません。第五に「売って終わりにしない」。売ったあとの成果に伴走するから、最初の1社が次の10社を連れてきます。
本書はこの5箇条を「買われる仕組み」の設計思想そのものと位置づけ、良い仕組みは良いスタンスの上にしか立たないと述べます。
本書での位置づけ
終章「売らない営業が、最後に選ばれる」(P299〜302)で初出。図13-①「営業マインド5箇条×失敗3原則」(P301)で各条に一行の説明つきで一覧化される。
本文より
「私には、営業マネージャーの時代から創業期を経て今日まで手放さずにいる「営業マインド5箇条」があります。技術ではなく、断られた商談から学んだマインドの話です。」(終章)
「この5箇条は、本書で語ってきた「買われる仕組み」の設計思想そのものです。良い仕組みは、良いスタンスの上にしか立ちません。」(終章)
関連用語
キーメッセージ
売らずに選ばれる
(うらずにえらばれる)
営業マインド5箇条の第一条。実績ゼロの時期は売り込むほど顧客が遠ざかるため、課題を見つけて信頼を積み上げ、売上はその上に「あとから」乗せる順路のこと。
キーメッセージ
第一声を鵜呑みにしない
(だいいっせいをうのみにしない)
営業マインド5箇条の第二条。顧客の第一声にそのまま応じず、その一段奥にある本当の課題を一緒に組み立て、必要なら反論もためらわない伴走者の姿勢のこと。
キーメッセージ
応援を設計する
(おうえんをせっけいする)
営業マインド5箇条の第三条。実績ゼロの時期に顧客が買うのは挑戦の物語であることがあるが、想いを語るだけでは足りず、相手に「役」を差し出し参加が報われる形まで作ること。
キーメッセージ
点ではなく線で付き合う
(てんではなくせんでつきあう)
営業マインド5箇条の第四条。「今は買わない」は「永遠に買わない」ではなく、断られた日の別れ方がその後の関係の長さを決めるという、時間軸で顧客と付き合う姿勢のこと。
キーメッセージ
売って終わりにしない
(うっておわりにしない)
営業マインド5箇条の第五条。売ったあとの成果に責任を持って伴走するからこそ最初の1社が次の10社を連れてくるという、契約後を起点に事例と信頼を生む姿勢のこと。
図版・フレーム名
失敗3原則
(しっぱいさんげんそく)
「さっさと失敗する」「失敗から学ぶ」「次の打席で活かす」の3つからなる、挑戦を続ける人の行動原則。同じ失敗を同じ形で繰り返さないことを条件とするもののこと。
独自用語
買われる仕組み
(かわれるしくみ)
売れない根本原因は営業力やプロダクトではなく、これが設計されていないことにあるとする本書の中核概念で、「誰に・なぜ今・どう買ってもらうか」を売る前に定めた構造のこと。
FAQ
営業マインド5箇条は営業テクニックですか?
違います。著者は「技術ではなく、断られた商談から学んだマインドの話」だとしています。終章は「この章だけは方法の話をやめて、マインドの話を」と断って書かれた章で、5箇条は「買われる仕組み」の設計思想そのものと位置づけられています。
5箇条は本書のどの章とつながっていますか?
本文では「応援を設計する」に第6章、「点ではなく線で付き合う」に第7章、「売って終わりにしない」に第10章が添えられています。良い仕組みは良いスタンスの上にしか立たない、という位置づけです。
出典: 『ゼロイチ営業』(中山健彦・株式会社MarchOn)。更新日 。版: ゲラ準拠・第12章改稿版準拠。引用は1ページあたり2件まで。