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独自用語

検証の回転数(けんしょうのかいてんすう)

商談を実験とみなしたとき、一定期間に回せる「仮説→商談→事実→更新」のサイクルの数で、即レスと完成品を待たないMVPによって高める新規事業の競争優位のこと。

更新日 。版: ゲラ準拠・第12章改稿版準拠。

検証の回転数とは、商談を「検証装置」とみなしたとき、一定期間にどれだけ多くの実験(仮説を立て、商談で事実を採取し、仮説を更新する)を回せるかという本書の考え方です。同じ3か月でも、24時間以内に返す営業と3日置く営業とでは、回せる実験の数がまるで違います。

回転数が重要なのは、実績ゼロの新規事業には資金と時間が限られているからです。返信までの時間は実験と実験のあいだの空白で、1日置くたびに顧客の社内では熱が下がり、検証のサイクルは遅くなります。著者は新卒の会社で返信を翌日に回し、手応えのあった1社を失いました。実績のない会社を検討する顧客にとって、返信の遅れは数少ない信頼材料を自ら消す行為です。

本書が示す打ち手は2つです。第一に「即レス」を根性ではなく習慣にすること。次のアクションと期日をその場で合意し、完璧な回答より一次回答を今日送ります。第二に完成品を待たないこと。デモ画面やモックなど最小限のもの(MVP)で商談に出て、1回の商談から学び、翌週の商談で確かめ直します。

本書での位置づけ

第8章「【装置の回転数を上げる技術】顧客の熱を絶やさない即レス」(P196〜198)と、章末の「検証の回転数について」(P202)。図8-① 商談を「検証装置」にする回路に「検証の回転数を上げる鍵」(今日の仮説を書く/当日中に1商談1ページ/即レス)として図示。ルール5の実践技術の一つ。

本文より

「速さは、検証装置の回転数でもあります。商談が実験だとすれば、返信までの時間は実験と実験のあいだの空白です。」(第8章)

「1回の商談から学び、翌週の商談で確かめ直す。この回転数こそが、資金と時間が限られた新規事業の、競争優位となります。」(第8章)

関連用語

FAQ

即レスは根性論ではないのですか?

本書は「即レス」を根性ではなく習慣にできるとします。商談の最後に次のアクションと期日をその場で合意する、時間がかかる場合も「◯日までにお返しします」だけは当日中に返す、完璧な回答を3日後に送るより一次回答を今日送る、という決め事です。

プロダクトが完成していなくても商談に出るべきですか?

本書は、実験の回数を増やす最短の方法は完成品を待たないことだとします。デモ画面でもモックでも紙の資料一式でも、顧客の反応を採取できる最小限のもの(MVP)を持って商談に出て、1回の商談から学び、翌週の商談で確かめ直します。

出典: 『ゼロイチ営業』(中山健彦・株式会社MarchOn)。更新日 。版: ゲラ準拠・第12章改稿版準拠。引用は1ページあたり2件まで。

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