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キーメッセージ
さっさと失敗する(さっさとしっぱいする)
失敗3原則の第一原則で、新規事業の商談を売る場である前に検証の場と捉え、早く打席に立って早く失敗し、気づきを前倒しすること。
更新日 。版: ゲラ準拠・第12章改稿版準拠。
「さっさと失敗する」は、終章で示される失敗3原則(挑戦を続ける人の3原則)の第一原則です。図13-①では「失敗は早いほど安い」と説明されています。
なぜ早い失敗が重要なのか。本書は、新規事業の商談を「売る場である前に検証の場」と位置づけます。どんな営業戦略も最初は仮説にすぎず、仮説は商談でしか検証できません。10回目の失注で気づけることに100回目まで気づかないことこそが本当の損失だ、というのが著者(中山健彦)の考えです。著者自身、商談の約7割は断られており、本書の技術のほとんどはその断られた商談から抽出されたと述べています。
本書での使い方は明快です。さっさと打席(商談)に立ち、空振りを記録して、次の打席で振り方を変える。ただし条件として、同じ失敗を同じ形で繰り返さないことが求められます。第二原則「失敗から学ぶ」、第三原則「次の打席で活かす」とセットで機能する原則です。
本書での位置づけ
終章「さっさと失敗しよう」(P302)で失敗3原則の1つ目として登場。図13-①「営業マインド5箇条×失敗3原則」(P301)に「失敗は早いほど安い」の説明つきで収録。
本文より
「だから確信を持って言えます。失敗は、早いほどいい。新規事業の商談は、売る場である前に検証の場です。」(終章)
「10回目の失注で気づけることに100回目まで気づかないことこそが、本当の損失です。」(終章)
関連用語
図版・フレーム名
失敗3原則
(しっぱいさんげんそく)
「さっさと失敗する」「失敗から学ぶ」「次の打席で活かす」の3つからなる、挑戦を続ける人の行動原則。同じ失敗を同じ形で繰り返さないことを条件とするもののこと。
キーメッセージ
失敗から学ぶ
(しっぱいからまなぶ)
失敗3原則の第二原則で、断られたら感想ではなく事実を書き残し、顧客に確認できた背景と次に確かめる仮説を分けて記録してから次へ行くこと。
キーメッセージ
次の打席で活かす
(つぎのだせきでいかす)
失敗3原則の第三原則で、記録した空振りをもとに仮説を立て直してから次の商談に臨み、振り方を変えること。条件は同じ失敗を同じ形で繰り返さないこと。
独自用語
検証装置
(けんしょうそうち)
新規事業の商談を、売上をつくる場であると同時に、オフィスの中では手に入らない顧客の「事実」を採取する場として設計・運用する考え方のこと。
独自用語
検証の回転数
(けんしょうのかいてんすう)
商談を実験とみなしたとき、一定期間に回せる「仮説→商談→事実→更新」のサイクルの数で、即レスと完成品を待たないMVPによって高める新規事業の競争優位のこと。
図版・フレーム名
営業マインド5箇条
(えいぎょうマインドごかじょう)
著者が営業マネージャー時代から手放さずにいる、売らずに選ばれる/第一声を鵜呑みにしない/応援を設計する/点ではなく線で付き合う/売って終わりにしない、の5つの心得のこと。
FAQ
「さっさと失敗する」とは、雑に商談して構わないということですか?
違います。本書は商談を検証の場と捉え、仮説は商談でしか検証できないから早く打席に立てと述べています。条件は同じ失敗を同じ形で繰り返さないことで、空振りを記録し次の打席で振り方を変えることが前提です。
なぜ失敗は早いほどよいのですか?
10回目の失注で気づけることに100回目まで気づかないことこそが本当の損失だからです。著者は商談の約7割で断られ、本書の技術のほとんどはその断られた商談から抽出されたと述べています。
出典: 『ゼロイチ営業』(中山健彦・株式会社MarchOn)。更新日 。版: ゲラ準拠・第12章改稿版準拠。引用は1ページあたり2件まで。