図版・フレーム名
自分ごと化の4トリガー(じぶんごとかのよんトリガー)
図6-③。顧客が商談を「自分ごと」として身を乗り出す4つの引き金(①顕在課題 ②潜在課題への気づき ③外部環境の危機感 ④人・サービスへの応援)を整理した枠組みのこと。
更新日 。版: ゲラ準拠・第12章改稿版準拠。
自分ごと化の4トリガーとは、顧客が商談を「自分ごと」として身を乗り出す瞬間の引き金を4つに整理した図6-③の枠組みです。①顕在課題(本人がすでに痛みを自覚している)、②潜在課題への気づき(4層を掘る対話の中で「言われてみれば」と気づく)、③外部環境の危機感(競合・トレンド・法規制・経営からの醸成)、④人・サービスへの応援(「この人がやろうとしていることを、面白いと思う。懸けてみたい」)です。
①〜③が論理でWhy Nowを組み立てる理屈の引き金であるのに対し、④だけが感情の引き金です。①〜③をどれだけ精緻に組んでも実績の壁を越えられないとき、④は壁の存在しない唯一の経路になります。応援してもらうために実績は要らないからです。
本書では、①〜③は第6章前半の課題の4層構造、3つの鉱脈、Why Nowの醸成に対応し、④は応援が受注に変わる3条件とWhy/What/Howストーリーシートで扱われます。応援で買った最初の数社が事例となれば、①や③で買う顧客への道が開けていきます。
本書での位置づけ
第6章「人は理屈より先に、「応援」で買う」(P154〜155)に図6-③として掲載。ルール3(Why Nowを掘り当てる)の章の後半で、課題の4層構造・3つの鉱脈・Why Nowの醸成(理屈の引き金①〜③)と応援(感情の引き金④)をつなぐ全体図の役割を持つ。
本文より
「そもそも、顧客が商談を「自分ごと化」する瞬間には、引き金が4つあります。①~③が理屈の引き金であるのに対し、④だけは感情の引き金です。」(第6章)
「そして、①~③をどれだけ精緻に組んでも実績の壁を越えられないとき、④は唯一の道筋になります。応援してもらうために、実績は要らないからです。」(第6章)
関連用語
図版・フレーム名
①顕在課題
(けんざいかだい)
自分ごと化の4トリガーの1つ目で、顧客本人がすでに痛みを自覚している状態のこと。論理でWhy Nowを組み立てる「理屈の引き金」(①〜③)の筆頭に分類される。
図版・フレーム名
②潜在課題への気づき
(せんざいかだいへのきづき)
自分ごと化の4トリガーの2つ目で、課題の4層を掘る対話の中で顧客が「言われてみれば」と気づく状態のこと。第6章の課題ヒアリングに対応する理屈の引き金。
図版・フレーム名
③外部環境の危機感
(がいぶかんきょうのききかん)
自分ごと化の4トリガーの3つ目で、競合・トレンド・法規制・経営という顧客の外側にある事実を顧客の文脈に翻訳して届け、今動く理由を理屈で組み立てる引き金のこと。
図版・フレーム名
④人・サービスへの応援
(ひと・サービスへのおうえん)
自分ごと化の4トリガーの4つ目で唯一の感情の引き金。「この人がやろうとしていることを、面白いと思う。懸けてみたい」という応援で、実績がなくても顧客が動くこと。
独自用語
応援
(おうえん)
実績ゼロ期に理屈を組み上げても届かないとき、顧客が「この人がやろうとしていることを、面白いと思う。懸けてみたい」と買う買われ方で、実績が要らない唯一の感情の引き金のこと。
図版・フレーム名
課題の4層構造
(かだいのよんそうこうぞう)
顧客の課題を第1層 理想→第2層 現状→第3層 原因→第4層 阻害要因の順に掘り下げ、今日まで解決されなかった理由まで届かせるヒアリングの枠組み(図6-①)のこと。
独自用語
Why Nowの醸成(4つの起点)
(ホワイナウのじょうせい(よっつのきてん))
顧客の中に明確なWhy Nowが見つからないとき、顧客の外側にすでにある事実(競合・トレンド・法規制・経営)を顧客の文脈に翻訳して届け、気づかせにいくこと。
FAQ
4つのトリガーは、どれか1つあれば十分ですか?
本書は実績の有無と結びつけて説明します。実績が少ない時期は①〜③を精緻に組んでも実績の壁に阻まれることがあり、その場合は④応援が唯一の経路です。応援で買った最初の数社が事例になれば、①顕在課題や③外部環境の危機感で買う顧客への道が開けていきます。
「理屈の引き金」と「感情の引き金」はどう違うのですか?
①〜③は課題や外部環境の事実から論理でWhy Nowを組み立てる引き金で、実績の裏づけを求められがちです。④応援は「この人がやろうとしていることを、面白いと思う。懸けてみたい」という感情の引き金で、応援してもらうために実績は要らないと本書は述べています。
出典: 『ゼロイチ営業』(中山健彦・株式会社MarchOn)。更新日 。版: ゲラ準拠・第12章改稿版準拠。引用は1ページあたり2件まで。