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キーメッセージ
点ではなく線で付き合う(てんではなくせんでつきあう)
営業マインド5箇条の第四条。「今は買わない」は「永遠に買わない」ではなく、断られた日の別れ方がその後の関係の長さを決めるという、時間軸で顧客と付き合う姿勢のこと。
更新日 。版: ゲラ準拠・第12章改稿版準拠。
「点ではなく線で付き合う」は、本書の終章で示される「営業マインド5箇条」の第四条です。商談を一度きりの「点」ではなく、時間の流れの中の「線」として捉える姿勢を指します。本書は「「今は買わない」は「永遠に買わない」ではありません」と述べ、著者(中山健彦)は断られて何年も経って顧客になった方を何人も知っていると書いています。
新規事業で重要なのは、著者自身が商談の約7割で断られてきたと明かすように、実績ゼロの時期は断られることが多く、その一つひとつを失った点として切り捨てると、将来の顧客まで失いかねないためです。本書が言うのは「断られた日にどう別れるかが、線の長さを決めます」ということです。
実務では、断られた商談を終わりにせず、断り文句を感想ではなく事実として書き残し、次に確かめる仮説を分けて残しておくことです。第8章の断り文句の翻訳や失敗3原則と重ねて読めば、線として付き合うための作法になります。図13-①では「「今は買わない」は「永遠に買わない」ではない」と要約されています。
本書での位置づけ
終章「売らない営業が、最後に選ばれる」の節で、営業マインド5箇条の第四条として初出(P300)。図13-①「営業マインド5箇条×失敗3原則」の上段4番目に掲載。
本文より
「「今は買わない」は「永遠に買わない」ではありません(第7章)。断られてから何年も経って顧客になってくださった方を、私は何人も知っています。」(終章)
「断られた日にどう別れるかが、線の長さを決めます。」(終章)
関連用語
図版・フレーム名
営業マインド5箇条
(えいぎょうマインドごかじょう)
著者が営業マネージャー時代から手放さずにいる、売らずに選ばれる/第一声を鵜呑みにしない/応援を設計する/点ではなく線で付き合う/売って終わりにしない、の5つの心得のこと。
ツール・シート
断り文句の翻訳表
(ことわりもんくのほんやくひょう)
「予算がない」「忙しい」などの定型の断り文句ごとに、考えられる背景(商談で確かめる仮説)と、その場で確かめる質問を対応づけた表のこと。
ルール
感想ではなく事実
(かんそうではなくじじつ)
商談の聞き取りと記録において、「反応良好」といったその場の解釈(感想)ではなく、顧客の発言の引用・観測した行動・過去の支払いなどの事実だけを扱う本書の規律のこと。
キーメッセージ
失敗から学ぶ
(しっぱいからまなぶ)
失敗3原則の第二原則で、断られたら感想ではなく事実を書き残し、顧客に確認できた背景と次に確かめる仮説を分けて記録してから次へ行くこと。
キーメッセージ
売って終わりにしない
(うっておわりにしない)
営業マインド5箇条の第五条。売ったあとの成果に責任を持って伴走するからこそ最初の1社が次の10社を連れてくるという、契約後を起点に事例と信頼を生む姿勢のこと。
独自用語
実績ゼロ
(じっせきゼロ)
導入実績も事例も人脈もない状態から新しいものを売らなければならない時期や立場を指す、本書全体が想定する営業の出発点のこと。
FAQ
「点ではなく線で付き合う」とはどういう意味ですか。
商談を一度きりの点ではなく、時間の流れの中の線として捉えることです。本書は「今は買わない」は「永遠に買わない」ではないと述べ、断られてから何年も経って顧客になった方が何人もいると書いています。
断られた商談で、何をすれば線が長くなりますか。
本書は「断られた日にどう別れるかが、線の長さを決めます」と述べています。あわせて本書は、断られたら感想ではなく事実を書き残し、次に確かめる仮説を分けて記録してから次へ行くことを勧めています。
出典: 『ゼロイチ営業』(中山健彦・株式会社MarchOn)。更新日 。版: ゲラ準拠・第12章改稿版準拠。引用は1ページあたり2件まで。